メインコンテンツへスキップ
SubtitleMatrix

字幕のフレームレートを変換

タイミングフレームレート変換
字幕テキストを貼り付けることもできます

オプション

タイミングを数える基準のフレームレートです。形式のページでは MicroDVD が必要とする値で、同形式は時間をフレーム番号で保存します。フレームレートのページでは、そのファイルがどのレートを前提に作られたか(字幕が合わせて作られた版)を指し、ページの2つ目の欄には実際に使う動画のレートを入れます。よく使われるのは 23.976、24、25、29.97、30、50、59.94、60 です。間違えると時間軸全体がずれます。フレームレートのページでは、ずれは固定量ではなく比率で生じます。

字幕を使う版のフレームレート、つまり実際に再生する動画のレートです。適用される係数は1つ目の欄÷この欄で、24 から 25 なら 0.96 になります。フィルムは PAL で4%速く進むため、100分の作品が96分のテープに収まります。2つの欄を逆にすると、時間軸全体が同じ量だけ逆向きにずれます。

フレームレート変換は字幕の時間軸の速さを変える処理です。すべての時刻に、2つのフレームレートから求めた1つの比率を掛けます。1つ目の入力欄は、そのファイルがどのレートを基準に付けたか、つまり字幕が作られた版のレートです。2つ目は、これから使う版のレートです。比率は1つ目を2つ目で割った値なので、23.976 から 25 なら 0.95904 になり、全体が 4.1 パーセント早くなります。

割る数は「これから再生する版」で、「手元にある版」ではありません。この向きがツールの全体であり、間違えやすいところでもあります。分かりやすいのは PAL の場合です。24 fps で撮影した映画を 25 fps で流すと、同じ絵が 4 パーセント速く再生され、100分の作品が96分のテープになります。映画を基準にしたファイルは 96 で圧縮し、映画のマスターへ戻すときは 104.1667 で引き伸ばします。2つのレートを逆の欄に入れると、時間軸は同じ量だけ逆方向へ動きます。それでもファイルは字幕ファイルに見えるので、欄には倍率ではなく名前が付いています。

よく出てくる組は決まっています。NTSC のフィルムと PAL の 23.976 と 25、映画マスターと PAL の 24 と 25、インターレース素材を二重に数えたときの 50 と 25、フレームを数え違えたときの 23.976 と 29.97 です。このグループの6ページは欄を埋めた状態で、それぞれの組が何を直すのかを説明します。このページはそれ以外の任意の組のためのもので、29.97、30、59.94、60 も入力できます。

MicroDVD の .sub は、時刻が時計ではなくフレーム番号なので他と挙動が違います。同じ絵を別のレートで再生してもフレーム番号は変わらないため、変換では番号をそのまま残し、ファイル先頭で宣言されているフレームレートだけを書き換えます。SRT、WebVTT、ASS、SSA、SBV、SAMI、TTML、JSON、CSV は拡張子ではなく中身で読み分けます。プレーンテキストと LRC は、比率を掛ける終了時刻を持たないため受け付けません。アップロードはなく、シーズン全体も一括で処理できます。

例

入力欄が最初に入っている組

入力

1
00:00:02,000 --> 00:00:04,000
Hello there.

2
00:00:30,000 --> 00:00:32,000
Half a minute in.

出力

1
00:00:01,918 --> 00:00:03,836
Hello there.

2
00:00:28,771 --> 00:00:30,689
Half a minute in.

23.976 を 25 で割ると 0.95904 なので、すべての時刻が元の 95.904 パーセントになります。2秒の字幕は 82 ms、30秒の字幕は 1,229 ms 動きます。0からの距離が15倍なら移動も15倍です。ほかの内容は変わらず、各字幕の両端に同じ数を掛けるので、字幕の長さも同じ比率で縮みます。

フレーム番号が動かない理由

入力

{1}{1}25
{50}{100}Hello
{150}{200}World

出力

{1}{1}24
{50}{100}Hello
{150}{200}World

何も起きていないように見えますが、フレーム番号は本当に動いていません。同じ絵を別のレートで再生しても、50、100、150、200 のフレームであることは変わりません。変わったのは先頭の宣言行のレートで、25 が 24 になり、これが再生ソフト上で字幕を動かします。レートを宣言せずに同じファイルを変換すると、フレーム番号のほうに比率が掛かります。それはフレームを数え違えたファイル向けで、再生速度が違うファイル向けではありません。

1分地点から始まるファイル

入力

1
00:01:00,000 --> 00:01:02,000
Lead-in ends, speech starts.

2
00:02:00,000 --> 00:02:02,000
One minute later.

出力

1
00:01:02,563 --> 00:01:04,648
Lead-in ends, speech starts.

2
00:02:05,125 --> 00:02:07,211
One minute later.

25 を 23.976 で割ると 1.0427094 で、こちらは逆方向です。0秒から掛けるので、1分地点の最初の字幕は2.5秒後ろへ動きます。冒頭の余白も時間軸の一部なので、ほかの部分と同じように伸びます。最初の字幕を固定して後ろだけ動かしたい場合は、比率ではなく固定オフセットか2点同期を使ってください。

よくある質問

2つのフレームレートはどちらを1つ目の欄に入れますか?

ファイルが基準にしたレート、つまり字幕が作られた版のレートです。これから見る動画のレートではありません。倍率は1つ目を2つ目で割った値なので、24 fps 向けに作られたファイルを 25 fps で使うなら 0.96、PAL から戻すなら 1.0416667 です。どちらも単独では意味を持たず、組で初めて意味が決まります。

一覧にないフレームレートの組も入力できますか?

できます。2つの欄は計算上は自由入力で、比率は入れた値から求めます。29.97、30、48、59.94、60 も使えます。グループに6ページあるのは、実務で出会う組だからであり、組を名指しするページは原因も説明できるからです。レートではなく比率が分かっているなら、タイミングの伸縮ページにパーセントで入力してください。

フレームレート変換のあと、すべての字幕が短くなるのはなぜですか?

各字幕の両端に同じ比率が掛かるからです。2秒の字幕は 0.96 で 1.92 秒、0.95904 で 1.918 秒になります。テキストを削っているのではなく、時間軸全体が速く再生されるために表示時間が減り、その分だけ読速が 4 パーセント上がります。PAL へ変換したファイルを納品する前に確認する価値があります。

MicroDVD のファイルでフレーム番号が残るのはなぜですか?

時刻がフレーム番号で、絵そのものは変わらないからです。同じショットを別のレートで再生しても同じフレームです。変換が書き換えるのは先頭行で宣言されたフレームレートで、再生ソフトはそれを使って番号を秒に戻します。フレームを数え違えた .sub は別のケースで、そちらは番号が動き、23.976 から 29.97 のページが担当します。

フレームレートの組ごとに専用ページが必要ですか?

いいえ、このページだけで任意の組を扱えます。グループのほかのページは2つの欄を埋めて組を説明する近道です。24 と 25 は映画と PAL、23.976 と 25 は NTSC フィルムと PAL、23.976 と 29.97 はフレームの数え違い、50 から 25 は二重に数えたインターレース素材です。どのページの機能もここにあり、違いは理由の説明です。

両方の欄に同じフレームレートを入れるとどうなりますか?

何も起きず、そのことを画面に表示します。比率が1なら恒等変換なので、ファイルは入れたときとバイト単位で同じものが出ます。これは確認にも使えます。両方の欄を同じレートにしてファイルを入れると、フレームレートの計算を除いた、読み込みと書き出しだけの結果が見られます。

関連ツール