25 から 23.976fps に補正
字幕テキストを貼り付けることもできます
オプション
タイミングを数える基準のフレームレートです。形式のページでは MicroDVD が必要とする値で、同形式は時間をフレーム番号で保存します。フレームレートのページでは、そのファイルがどのレートを前提に作られたか(字幕が合わせて作られた版)を指し、ページの2つ目の欄には実際に使う動画のレートを入れます。よく使われるのは 23.976、24、25、29.97、30、50、59.94、60 です。間違えると時間軸全体がずれます。フレームレートのページでは、ずれは固定量ではなく比率で生じます。
字幕を使う版のフレームレート、つまり実際に再生する動画のレートです。適用される係数は1つ目の欄÷この欄で、24 から 25 なら 0.96 になります。フィルムは PAL で4%速く進むため、100分の作品が96分のテープに収まります。2つの欄を逆にすると、時間軸全体が同じ量だけ逆向きにずれます。
このページは、25 fps の PAL 版を基準に付けた字幕ファイルを、23.976 fps の版に載せ替えます。すべての時刻に 25 ÷ 23.976、つまり 1.0427094 を掛けるので、時間軸全体が 4.271 パーセント後ろへずれ、各字幕には 4.271 パーセント長い表示時間が与えられます。2つの入力欄はすでに埋まっているので、別の版を基準にしたファイルなら数値を変えてください。
このページが必要になるのは、PAL から戻す場面です。25 fps のヨーロッパのディスクや放送では、元の映画より 4.271 パーセント速く絵が動いています。そのため PAL 版を基準にしたファイルはその分だけ圧縮されており、映画の版に載せるには引き伸ばす必要があります。どの映画の版かが問題で、23.976 は NTSC 版の映画が使う 24000/1001 であり、24 ではありません。真の 24 で動く映画マスターが目標なら、25 から 24 の組で係数は 1.0416667 です。差は 0.1 パーセント、1時間で 3.5 秒です。
最初に読んでほしい注意が1つあります。このページを探す人は PAL の字幕を NTSC の動画に載せようとしていることが多く、そのときに選ばれがちなのが 25 と 29.97 の組です。係数は 0.83417 で、時間軸が6分の1に縮みます。この数値には物理的な意味がありません。29.97 は NTSC 信号のレートであって絵の再生速度ではなく、その中のフィルムは再生時間を変えない繰り返しフレームで引き伸ばされます。PAL から NTSC へ進む正しい道はフィルムのレートを経由し、それはここから始まります。
比率は0からの距離に掛かるので、10分地点の字幕は 25.6 秒、1時間地点は2分33.7秒後ろへ動きます。両端が動くので、2秒の行には 2.085 秒が与えられ、各行の読速はわずかに下がります。アップロードはなく、シーズン全体も一括で処理でき、SRT、WebVTT、ASS、SSA、SBV、SAMI、MicroDVD、TTML、JSON、CSV を中身に応じて読み分けます。
例
短い字幕と長い字幕
入力
1
00:00:01,000 --> 00:00:03,000
Hello there.
2
00:01:00,000 --> 00:01:02,000
One minute in.
出力
1
00:00:01,043 --> 00:00:03,128
Hello there.
2
00:01:02,563 --> 00:01:04,648
One minute in.
1.0427094 は 25 を 23.976 で割った値です。1秒の字幕は 43 ms、1分の字幕は 2,563 ms 後ろへ動きます。0からの距離が60倍なら移動も60倍です。24 と 25 のきれいな組を使えば 1.0416667 になり、この1分の字幕は 63 ms 早い位置に残ります。
補正は時計とともに広がる
入力
1
00:10:00,000 --> 00:10:02,000
Ten minutes in.
2
01:00:00,000 --> 01:00:02,000
An hour in.
出力
1
00:10:25,626 --> 00:10:27,711
Ten minutes in.
2
01:02:33,754 --> 01:02:35,839
An hour in.
10分地点で25秒、1時間地点で2分半です。進むほど遅れが広がるファイルがこの組の症状で、その広がり方こそ固定オフセットではなく比率の問題だという証拠です。固定の移動では冒頭か終盤のどちらかしか合いません。
MicroDVD はフレーム番号を保つ
入力
{1}{1}25
{50}{100}Hello
出力
{1}{1}23.976
{50}{100}Hello
MicroDVD はフレームで数え、フレームはどちらのレートでも同じ絵です。フレーム50は 25 でも 23.976 でもフレーム50です。したがって編集するのは先頭行で宣言されたレートだけで、再生ソフトがそれを使って番号を秒に戻します。番号を書き換えると 4.271 パーセントを二重に適用することになります。
よくある質問
PAL の字幕を NTSC の動画で使いたい場合、25 から 23.976 の組ですか?
通常はそうです。NTSC と PAL は同じものの2つの速度ではなく、NTSC の映画は 23.976、PAL は 25 で動くので、PAL の時間軸から NTSC へ進む正しい手順はフィルムのレートへ戻すことです。25 ÷ 23.976 は 1.0427094 です。25 と 29.97 の組は 0.83417 で6分の1に縮み、物理的な意味を持ちません。
係数が 1.0416667 ではなく 1.0427094 なのはなぜですか?
23.976 が 24 ではなく 24000/1001 だからです。25 ÷ 23.976 は 1.0427094、25 ÷ 24 は 1.0416667 で、差は 0.104 パーセント、1時間で 3.5 秒、95分の作品で 5.9 秒です。載せ替える先の版のレートに合うページを使ってください。NTSC の映画版なら 23.976、映画マスターなら真の 24 です。
最後の字幕はどれだけ後ろへ動きますか?
15分地点で約38秒、10分地点で 25.6 秒、1時間地点で2分33.7秒後ろへ動き、95分の PAL ファイルは99分3秒になります。補正は時計に対する固定の比率なので、最後の字幕ほど大きく動きます。動画の長さはそのままでファイルだけが長くなるのは、もともと時刻が早すぎたからです。
変換しても終盤が合わない場合、ほかに何が考えられますか?
場面が削られた PAL ディスクです。ヨーロッパ版にはフレームやショットが切られて数秒短いものがあり、削除が末尾以外にあると単一の比率では合いません。誤差が各カットで飛ぶからです。その場合は2点同期で、2つの基準点から比率とオフセットの両方を求める必要があります。
24 fps マスターから作られた PAL ディスクの字幕も扱えますか?
扱えます。計算の形は同じで数値だけが少し違います。戻す先が真の 24 の映画マスターなら 25 から 24 の組で係数は 1.0416667、NTSC の映画版なら 23.976 で 1.0427094 です。このページの2つの欄はどちらも受け付け、それぞれの状況を説明する専用ページがあります。
時刻以外にファイルの内容は変わりますか?
変わりません。テキスト、改行、形式が持つスタイルはそのままで、字幕の順序も変わりません。すべての時刻に同じ正の数を掛ける操作は単調なので、重なっていなかった字幕が重なることもありません。各字幕の表示時間は 4.271 パーセント増え、このグループで読速が下がる唯一の方向です。