23.976→29.97fps に補正
字幕テキストを貼り付けることもできます
オプション
タイミングを数える基準のフレームレートです。形式のページでは MicroDVD が必要とする値で、同形式は時間をフレーム番号で保存します。フレームレートのページでは、そのファイルがどのレートを前提に作られたか(字幕が合わせて作られた版)を指し、ページの2つ目の欄には実際に使う動画のレートを入れます。よく使われるのは 23.976、24、25、29.97、30、50、59.94、60 です。間違えると時間軸全体がずれます。フレームレートのページでは、ずれは固定量ではなく比率で生じます。
字幕を使う版のフレームレート、つまり実際に再生する動画のレートです。適用される係数は1つ目の欄÷この欄で、24 から 25 なら 0.96 になります。フィルムは PAL で4%速く進むため、100分の作品が96分のテープに収まります。2つの欄を逆にすると、時間軸全体が同じ量だけ逆向きにずれます。
このページは、23.976 フレームレートで数えた時間軸を持つ字幕ファイルを、29.97 の時間軸に載せ替えます。すべての時刻に 0.8、つまりちょうど5分の4を掛けるので、ファイルは5分の1短くなります。1分の字幕は48秒になり、24分のエピソードで30分と書かれていた最後の字幕は24分に戻ります。2つの入力欄はすでに埋まっているので、別のレートで数えたファイルなら数値を変えてください。
原因は再生速度ではなく、フレーム番号を秒に直す計算にあります。29.97 の時間軸に属するフレーム番号を、23.976 で割ってしまったツールがあると、出てくる秒はすべて4分の1大きくなります。29.97 ÷ 23.976 は 1.25 なので、時間軸全体が4分の1引き伸ばされ、字幕は25パーセント遅れ、作品が進むほど遅れが広がります。0.8 を掛けるのは、その誤差を割り戻す操作です。
このページを使ってはいけない場面が1つあり、しかもこのグループで最も間違えやすいものです。NTSC 信号に収められたフィルムには 3:2 プルダウンが掛かり、同じ絵が繰り返されて 29.97 の信号を埋めますが、再生時間はまったく変わりません。したがって「動画が 29.97 でプルダウンがある」ことは変換の理由になりません。その動画を基準にしたファイルはすでに正しく、0.8 を掛けると5分の1が削られます。このページは、フレーム番号を間違ったレートで数えたファイルのためのもので、29.97 のコンテナに入っているだけのファイル向けではありません。
この組が扱いやすいのは 0.8 が正確だからです。どちらのレートも NTSC 系で同じ 1001 の除算を持つため、1001 が相殺され、23.976 ÷ 29.97 は 24000 ÷ 30000、つまり5分の4になります。丸めも端数もありません。各字幕の表示時間は5分の1減るので、各行の読速は25パーセント上がります。アップロードはなく、シーズン全体も一括で処理でき、SRT、WebVTT、ASS、SSA、SBV、SAMI、MicroDVD、TTML、JSON、CSV を中身に応じて読み分けます。
例
短い字幕と長い字幕
入力
1
00:00:01,000 --> 00:00:03,000
Hello there.
2
00:01:00,000 --> 00:01:02,000
One minute in.
出力
1
00:00:00,800 --> 00:00:02,400
Hello there.
2
00:00:48,000 --> 00:00:49,600
One minute in.
0.8 は 23.976 を 29.97 で割った値です。1秒の字幕は 200 ms、1分の字幕は 12,000 ms 動きます。0からの距離が60倍なら移動も60倍です。両端に同じ数を掛けるので、2秒の行には 1.6 秒が与えられ、その短縮が読速の上昇につながります。
遅れは時計とともに広がる
入力
1
00:10:00,000 --> 00:10:02,000
Ten minutes in.
2
00:30:00,000 --> 00:30:02,000
Half an hour in.
出力
1
00:08:00,000 --> 00:08:01,600
Ten minutes in.
2
00:24:00,000 --> 00:24:01,600
Half an hour in.
10分地点で2分、30分地点で6分遅れており、どちらも経過時間の4分の1です。比率の問題の典型で、固定オフセットでは直せず、比率なら直せます。変換後の確認はファイル末尾で行い、最後の字幕の新しい時刻で開いて行が表示されるかを見てください。
MicroDVD は宣言行だけが変わる
入力
{1}{1}23.976
{240}{288}Hello
出力
{1}{1}29.97
{240}{288}Hello
MicroDVD は時刻をフレーム番号で保存しており、間違っていたのはフレームではなく、割るレートのほうです。フレーム240は 23.976 の宣言では10秒と読まれ、それが問題の遅れでした。29.97 の宣言では8秒と読まれ、そこが正しい位置です。先頭行だけを編集し、フレーム番号には触れません。番号を書き換えると25パーセントを二重に適用することになります。
よくある質問
23.976 から 29.97 の係数がちょうど 0.8 なのはなぜですか?
どちらのレートも NTSC 系で、同じく 1001 で割った値だからです。23.976 は 24000/1001、29.97 は 30000/1001 なので、割ると 1001 が相殺され、24000 ÷ 30000、つまり5分の4になります。丸めも近似もなく、1分の字幕はちょうど48秒に着きます。
3:2 プルダウンが掛かった映像もこの変換で直りますか?
直りません。プルダウンは 29.97 の信号を繰り返しフレームで埋めますが、再生時間は変えません。その動画を基準にした字幕はすでに正しく、変換すると時間軸の5分の1が削られて正しいファイルが壊れます。このページは、29.97 の時間軸に属するフレーム番号を 23.976 で割ってしまったファイル向けです。
字幕が4分の1遅れ、だんだん遅くなる場合、この組ですか?
遅れが経過時間の4分の1かを確認してください。10分地点で2分、30分地点で6分、2時間の作品で30分遅れなら、まさにこの組です。グループ内の近い組は大きさで見分けられます。0.95904 は4パーセント、1.0427094 は 4.271 パーセントの誤差で、係数2はファイルの長さを倍にします。
23.976 と 29.97 の代わりに 24 と 30 を入れてもよいですか?
この組では入れても結果は同じです。24 ÷ 30 も 23.976 ÷ 29.97 も5分の4で、共通の 1001 がどちらでも相殺されます。これはこの組の性質で、グループ全体の性質ではありません。フィルムから PAL のページで、実際は 23.976 のファイルに 24 と 25 を使うと、1時間で 3.5 秒の誤差が残ります。
各字幕の表示時間が5分の1減ると読速の上限を超えますか?
確認する価値があります。言葉は短くならないので、文字速度の上限に余裕を持って収まっていた行が、25パーセントの上昇で超える可能性があります。このサイトのアクセシビリティのツールは標準が定めるしきい値で読速を測るので、感覚ではなくその数値を見てください。
映画の字幕を NTSC の DVD に載せるのにこの組を使うべきですか?
使うべきではありません。NTSC ディスクの映画は 23.976 で保存され、再生時にプレーヤーがプルダウンを掛けるので、映画を基準にしたファイルは変更不要です。0.8 を掛けると壊れます。PAL 版を基準にしたファイルをディスクへ戻すなら、25 から 23.976 の組で係数は 1.0427094 です。